1949-10-10 第5回国会 参議院 運輸委員会 閉会後第4号
從いまして今日原價主義を完全に徹底するということは、更に今回引続き貨物運賃の体系を是正する際にやるということが適当である。今日においてはただその点において足らないけれども、先ず九割で止めることがよろしいという議論であります。
從いまして今日原價主義を完全に徹底するということは、更に今回引続き貨物運賃の体系を是正する際にやるということが適当である。今日においてはただその点において足らないけれども、先ず九割で止めることがよろしいという議論であります。
それから御議論の中にございました、古い家と新しい家の問題、これも御指摘の通りでございまして、現在の物價統制の方法が効用主義で行きませんで、原價主義で行つております関係で、ああいつたようなことになつておりますので、この点は御指摘の通りに思つております。こういう問題についても、今後残された問題として、十分研究しなければいけない点だと考えております。
而も先程御質問のごとき、我々がどうしてその退職資金を生み出すことができましよう、過去におきまして我々は原價主義によつて、何らの蓄積がないような炭價によつて今日まで至つたのであります。
をきめておるのでありますが、やはり最高限は予算によつて縛られるので、予算以上を支出することはできないのでありますから、大体予算が最高額になりまして、審議会ではその與えられた予算をどういうふうに各船型別、あるいは船別に配分することが最も公平であるかということが、結論において議論の中心とならざるを得ないのでありまして、そのときの経済状態から見て、最も適当なる用船料というふうには考えられるのでございますけれども、一面原價主義
こうなりますというと、現在のメリット建という價格の方式をとるということ自体も、結局需給の問題から來ておるのであつて、高い、つまり品質に應じた價格を拵える、品質の原價主義で行くということは、これはもう実際現在の状況には適しないのじやないか、原價主義じやなくて本当のメリツトによつて、その品位に応じた價格を建てるということが、実際には又業者のためになり、業者のためになるということは、結局業者としてそれがいやなら
それからもう一つ附加えて申上げますが、低品位炭四千カロリー以下の炭は、仮にこの原案の通りになるといたしますて、低品位炭と高品位炭でメリツト主力によるいわゆるプールの価格が当められて、原價主義の中で決められておつたわけでありますが、こういう工合に、採算の合わない炭が一應切られるということになりますると、残された炭の原價計算というものは、有利になり過ぎるのではないか、計算を根本的にやり直さなければならないのではないかということですが
現在の公團が山から買入れまする價格は、大体原價主義を若干訂正した價格になつておるのでございます。從いまして、それを賣りまする場合には、その消費價値、つまりメリツトを基準にして賣らないと工合が惡いわけです。そこで買入れた値段を大体先ず前提として、それを今度は消費價値に應じて各級の石炭の量に按分しておるわけでございます。
さて本論に入りまして、石炭問題について前会御質問いたしたことは、さきに需要者の側から見て、低品位炭の不要論あるいはそれに類似の問題が提起されまして、それについて生産者價格の問題についてもメリット・システムによるか、あるいは生産者原價主義によつてきめるかという問題が出て参つたわけでありますが、この際私がお聞きいたしたいのは、かりにそのメリット主義が、消費者の側から見てそういう低品位炭はいらない。
從つてメリツト・システムによるか、あるいは原價主義によるかという問題は、單なる價格問題ではなくて、これは大きな生産行政の一翼として、物價廳が技術的な價格計算をやるのだ、こういうふうな考え方をもつて私は見ておるのでありますが、そうすると今年も今のような状況では、安本の腰がまだまだきまらない状況であるというふうに、考えてよろしいわけですか。
九州等におきましては、御承知のように六割が火力発電でありまして、水力発電はあとの四割という状況を考えますると、たとえば北陸地区から考えますると、配電原價におきましては数倍の料金の差異を設けなければならぬと言うのが原價主義からの結論でありますそれを大体一割程度にしておるのでありまして、これらの点につきましては、私ども目下研究中でございますが、いろいろな國土計画、あるいは工場の立地條件その他を考えますれば
○委員長(佐々木良作君) 私一つだけ意見を言わして頂きたいのですが、この請願そのものは内容は或る程度これでも差支ないと思いますのですが、これをやるならばその前にといいますか、これと並行的に、全國料金、今のは相当原價主義に立つておつて料金制自身、これが本当に総合料金であるかどうか疑問がありますが、この元の方が尚大きくおかしいのでありまして、先程紹介議員からもお話がありましたように、例えばA、B、Cに分
○宮幡委員 あとは全体に第三、第四、第五点までからむのでありますが、まず第四点で一番疑問に思いますことは、手持資材が多い用品勘定の評價がえをするという問題でありますが、用品勘定に割掛計算をいたしまして、各部門に配付するということは当然の措置でありますが、官廳会計というものに一貫した精神は、すなわち仕入原價主義であり、あるいは加重平均主義でなければならぬと思うのであります。
ただいま價格の点について申されましたが、根本的に申しますれば、現在價格の立て方が実績原價主義によつているので、優良な棚原鉱山のようなものが非常に実際には低い價格に定められておるということが、根本的原因じやないかというふうに、鉱山局としては考えるわけであります。
(拍手)この不当なる暴利的價格が恰かも原價主義の適正價格のごとき錯覚を国民に與え、一般消費材價格形成の一基準をなしておりますること、更には自由労働者の闇賃金の一基準をなしておることを政府は御存じないでありましようか。良識ある政府ならば、むしろ今こそ勇敢にその値上げを断行せらるべきものであると警告を発せざるを得ないのであります。
ただ貨物運賃はなるたけインフレの防止のために低く抑えたのでありますが、これはその関係からいつて、國策の線に沿つてやるのであるから、一般会計から繰入れるのが至当であるということが、原價主義からいつても一應言えると思うのであります。
そういうような次第でありまして、この原則が直ちに行われないような逼迫せる現状であるということ、運賃政策、原價主義の政策を確立するのも必要であると同時に、特別、一般の会計を通じての均衡を得さすということも大事である。
○小野哲君 只今両大臣からお答えを頂いたのでありますが、勿論原價主義のみによつてこの際独立採算制を目途とした企業を実施するということは、いろいろ困難な事情が伴うであろうということは推測に難くないのであります。ただ二十三年度の予算の編成において、國有鉄道特別会計の予算編成の意図するところが、結局独立採算制を將來確立して行かうというための第一歩である。
今日栗栖大臣もおいでになつておりますので、栗栖大臣にも伺つて置きたいと思うのでありますが、國有鉄道のごとき企業体におきましては、どうしても原價主義に徹底した企業経営をやつて行くということが理想的だろうと思う。従つて原價主義を徹底することによつて経済の均衡へ保持して行くという建前が原則ではないか。かように私は思うのであります。
それからこの料金に決定の基準につきまして、これが原價計算であるかどうかという問題につきましては、相対的に見ますと、これは綜合原價主義に基いておると、こう申上げて差支えないと思います。併し只今申しましたように、五十億円の赤字を來しておりますので、完全な意味の綜合原價計算ではありません。その五十億の赤字の中の二十六億円というものは、これは六月の半ばまでに生じた赤字であります。
併しながら現在及び今後の物價の状況から見まして、運賃のあり場所が低きにあるからとか、或いは独立採算制の建前からとか、原價主義の建前からとか、いわゆる通常時における通例の理念を以てこの問題を処理することは、決して適当ではないと私は考えるのであります。
そうでないものにつきましても、すべて原價主義によりまして、原價を一々はじき出しまして、それによつて貿易廳は業者からの買上價格を決定いたしております。
更に工業製品についていえば從來原價主義となつておりますが、これの点におきましても同じように非常にいわば厳格な理由でこの生産費を計算するものを從來のようにただその生産業者が申告したものを大体において呑んでおる。或いは一定の比率を決めておいてやつて行くと、これもいわば弾力的な行き方と生産原價による厳密な行き方と二つあると思うのです。それで私の言つでおるのはその二つのプリンシプルの対立だと思うのです。
こういうふうになつておるのでありまして、そこで若しこういう價格の決め方をすれば、非常にコストの安いものについては、コストはコストとして、原價主義を取らず、或る一定の平均的な高い價格をおけば、そこに利潤があり、いいものがどんどん出て來るわけであります。その代り限界價格を取らん限りは、能率の惡いコストの高いものは滅んでしまう。赤字がしよつちゆう出るという結果になるわけであります。
○田村文吉君 今生産者價格の問題について、私の申したのは原價主義によつてやるべきだと云うのでなく、現在やられておるような價格よりも、地区別に價格を決めてはどうか。全國プールでやるからといつても、私はやはり値段の高くつく所では、高くお決めになつて差支ないのです。